自分からは選ばないタイプのジャンルだが、前評判の高さで鑑賞。ル・マンはおろか、F1すらまともに観たことがなかったのに、こんなにも胸が熱くなるとは思わなかった。レースを愛して止まない人達の気持ちが少しだけわかった気がした。
クリスチャン・ベイルはVice、アメリカン・ハッスルしか観たことがなかったが、作品毎に全くの別人に見えるのに驚かされる。マット・デイモンは、出演作で最も好きなインビクタスを彷彿とさせる、男性チームを熱くリードするキャラクターが良く似合っていた。
イタリア好きが高じて中古のフィアットに乗っていたこともあり、イタリア車の立ち位置に複雑な気持ちになるかと思っていたのだが、これ以上ない程わかりやすい悪役として描かれていて、思わず笑ってしまった。現場vs上層部の対立が見られる構造も面白い。