このレビューはネタバレを含みます
3時間があっという間だった。
どきどきして興奮してみていた。
フォードvsフェラーリとタイトルだけどフォードvsシェルビー&マイルズだった。元になった本のタイトルからだろうけど。
最初のシェルビーが走るサーキットの場面で忘れていた運転の感覚が甦り、クラクラしてしまった。勿論凄腕のドライバーなんかじゃなかったのだけど旧いマニュアル車を操る感覚、心地良さを一瞬で思い出す程の映像だった。
マイルズ一家のお互いを思いやる愛情の満ちた関係もとても良いし、マイルズとシェルビーの関係がめちゃめちゃ良い...。
マイルズとシェルビーは特別だった。
ドライバーとして「ある域」に到達していて(それが度々7000rpm以上と表現されている)彼らの技術や感覚が共有というか、二人だけがわかる領域の為に特別な関係になっている。
ピットでシェルビーが心の内で「まだだ」「まだ」「いけ!」というぴったりシンクロしているマイルズのドライビングに涙した。
うまく言えないけど、だから映画にしたんだろうなあ。
素晴らしかった。