実話を元にしたレース物というとしょぼしょぼ「ラッシュ~プライドと友情」をどうしても思い出してしまってあんまり食指が動かなかった。
でもこれは、いい。
よーく推敲された無駄のないシナリオ。迫力のレースシーン。必要最低限の人間ドラマ。それから何と言ってもベイルの演技。
一方もう一つ惜しかったのがマット。
途中ではよく分からなかったけれど、最後まで観るとどうやら「小ずるいお調子者」の役柄だったと思うんだ。
でもマットはそれをずいぶん生真面目に演じてるね。
ここはもっと軽やかにやってほしかった。マットはそれができる役者だと思うんだけど。
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