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ゴーストランドの惨劇のEDDIEのレビュー・感想・評価

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)
4.4
一家を襲った悲劇のはじまり。
16年後…小説家として成功した双子の妹。
物語の着想は若き日の体験がもとか。
その世界観に浸るとすべてが覆される。
少女虐待の残虐描写が酷いが、細かい伏線を散りばめ回収する秀逸な脚本に魅了される観るべきホラー。

映画ブロガーによる配信番組「おれなら」で、2019年ベスト1位に輝いた本作。
いつか観ようと思っていたら、この度U-NEXTとAmazonプライムで見放題配信開始。満を持して鑑賞しました。

冒頭から不穏な雰囲気。
主役は双子の少女。姉のヴェラと妹のベス。
どちらかというと妹のベスが主人公。
ほかに母親のポリーン、暴漢の男2人がメインパーソンです。

この作品は間違いなく余計な情報を入れずに観た方が楽しめます。

いや、衝撃を受けます。

一度衝撃を受けた後で、再確認の意味でもう一度観たくなるスルメ映画。
美人姉妹がめちゃくちゃに虐待される残酷描写は酷ですが、ホラーとしてはさほど怖くはありません。
たぶんホラー苦手な人にはキツいんだと思いますが、緻密な脚本に感心するばかりなので映画好きにこそ観てほしい作品です。

ってか作中たびたび登場する人形気味悪すぎ。

暴漢2人の残虐さは目を覆いたくなるほどですが、母娘の美人女優たちにこんな演出を施すパスカル・ロジェ監督こそ性格悪いでしょみたいな。

まぁ細かいこと書き出したらネタバレになるのでここいらで。
近年鑑賞したホラーの中では特に秀逸で、個人的には『ヘレディタリー』よりも結末部分まで含めて段違いに面白かったです。

※2021年自宅鑑賞25本目
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