これは良かった！
今まで自分が観たホラー映画で最上位に来る。
少女時代のトラウマシーンに始まり、大人になったベスがそのトラウマを基に大ヒットホラー小説を出す‥っていう順当な出だしからの予想外の展開があまりに見事で、思わず唸った。
映像的な怖さはそれほどでもないけど、敵の強さの見せ方が上手くて、これはとても逃げられないという心理的な恐怖がジワジワ持続するのがなんとも居心地悪かったね。
ドアを開けたら笑いながら飛び出してくる大きなカラクリ人形が怖くて、こんなの商品として成立するのか？っていうのが引っかかったけど、ベスが隠れたときに笑い出して邪魔するのが最後には味方してくれるように見える演出になってたのがほほえましかった。
うまく逃げおおせてからのアルアル展開があり、終盤でついにベスが覚醒(？)するところはそれまでの鬱屈を一気に解消してくれる。
姉妹が絆を深める家族愛の物語でもあったね。
