このレビューはネタバレを含みます
ベスの16年後の姿(人気小説家になりゴーストランドの惨劇の小説を出版。最愛の夫と可愛い息子と幸せに暮らしている。家に戻ると母が出迎えてくれる。)は架空の世界で、ベスが母親を殺されたショックから現実逃避をしていた。
息子がピエロの服装をしているのも、家中にある人形からリンクしている。
キャンディカーに乗った男組2人に10数年もの間監禁されていたということになる。
ヴェラと母親が言うセリフにも伏線がはってある。気がついた時は鳥肌が立つくらいゾッとする。
ゴーストランドの惨劇 という小説は出版していないし、せめて母親が殺された事実だけは事実であって欲しくないというベスの想いから小説を出版した。という現実逃避に至ったのかな。
この姉妹に安心などはなくて、見ているこっち側が安心したかと思えばまた地獄に落とされる感じ。
日が経つにつれて徐々に理解し、ジワジワくる恐ろしさ。トラウマ級の作品を見てしまったと後悔。
ヴェラが異常だったのではなくて、正常に思えてたベスが異常だった。
幽霊系のホラー映画だと思ってたらまさかのガッツリ人間だし、しかもメンタルやられるし。
ホラー苦手だけど結構楽しめた◎
ゲットアウト見たあとの気持ちに似てるかな。
余裕があったら2度見て、違和感とか現実と空想の境界線を見つけられたらいいなと思う。