このレビューはネタバレを含みます
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』をFilmarksさんの試写会で観させて頂きました。
Filmarksさん、ありがとうございます。
こちらの作品は原作も未読、フィンチャー版も未鑑賞でした。
ただ『ホドロフスキーのDUNE』というドキュメンタリー映画は観ていたのでなんとなく世界観は理解しておりました。
えー…今作の感想ですが…非常に退屈でした。
駄作というわけでもございません。
お話の内容はえらく単純明快でした。
超未来の世界観も上手く表現されていたと思います。
ですが、退屈でした。
ただただ、退屈でした。
上映時間「2時間35分」の中、2時間は退屈でした。
なぜ退屈に感じたのか考えた所、この作品には『エポックメイキング』つまり『革新的なもの』が足りないと思いました。
今じゃないと映像化できないほどの世界観だと思いますが、今 映像化しても面白いと思える要素はほとんどありませんでした。
怪物みたいな容姿のハルコネン男爵の怖さは表現出来ていなかったと思うし、ゼンデイヤはただの無愛想な女にしか見えず、サンドワームが目の前に現れるシーンは夜明けという設定から画面が非常に暗く迫力不足が否めず、所々残念でした。
「何か盛り上がりがあるかもしれない」と思いながらエンディングを迎えたときはとても残念に思いました。
ただ今回の作品はあくまで『序』の部分、この先に面白くなる要素はあると思います。