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DUNE/デューン 砂の惑星のレクのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
2.8
謎の少女の夢を見る青年に課せられた運命。
ドゥニ・ヴィルヌーヴが描く葛藤と成長は魅力的だが、映像クオリティの衒いが物語の地味さを引き立ててしまっている。
分かりやすくて長い予告を観ているようで本当に"まだ始まったばかり"。
砂嵐に絡め取られるように僕の感情は宙を舞った。

個人的な感覚なので異論は受け付けますが
評価対象が映像美となるとそれは映画そのものの客観的な評価になってしまい、映像と心理描写がリンクせず前者に傾くと僕としては見えないけど見たいもの(主に登場人物の心理描写)が見え辛くなってしまう。

『DUNE』に関しては正にこれで、折角ポールに焦点を絞って描いた心理描写が霞んでしまってるんですよね。
映像と心理描写がリンクする『ブレードランナー 2049』との違いがここ。
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