はま

DUNE/デューン 砂の惑星のはまのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5

監督のヴィルヌーヴは『メッセージ』が大大大好きだし、ティモシー・シャラメはやっぱり現時点の全人類で最も美しいな。本当に神様から祝福を受けたようなもはや崇拝の対象となる美。同じ時代を生きていることに感謝🙏

この2人のタッグってだけでもう最高なんだけど、IMAXの技術も大いに手伝って本当にただただ美しく、その世界に没入できる幸福な体験だった〜。アドレナリン出まくり。サンドワームのシーンとか観ててちょっと汗かいたもんね。あとハルコネン男爵のプカプカはどうしたって縦幅のあるスクリーンで見たほうがいい。

とにかく自分もその場に居るように錯覚させられる細胞が沸き立つシーンばかりで、観客は何も考えずにその世界を眺めていられる傍観者でありながら、その世界の一員として物語の行く末もしっかり見届けられる。壮大な世界の中でちっぽけな我々人間が生かされてる映画だった。

私は好きだし面白いと思ったんだけど、この作品がハイコンテクストだとかIMAXをブルジョワ思考だと言われてしまったらなんというか、、、何も言えないなあと思ってしまう。


風に舞う砂とその音、まつげに落ちる祝福の日差し。灼熱の太陽、そこに連なる広大な砂丘たち、人の身体を覆う布、皮膚。一方で雨、或いは海。水面に手を浸してみること。翼を持つ鉄の塊、その轟音。浮遊感。スパイス、という名のドラッグ。無機質な採掘、そして採掘。確かにそこにある人命。地響きと張り詰めた無音。蠢き。波打つ砂、迫り来る何か。恐怖。

説明的な台詞なんてなくったってそれらを見るだけで十分すぎるぐらいに分かるようになってるはずだし心が動くと私は思う😢

あ、ハンス・ジマーの音楽はちょっと違うしちょっとうるさい(笑)
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