さよなら僕のマクガフィンたち

DUNE/デューン 砂の惑星のさよなら僕のマクガフィンたちのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5
IMAXレーザーGTで鑑賞

映画として非常に豊かで、観ていてとても幸せだった。デヴィッドリンチ版やホドロフスキーや小説(これは途中まだだけど)を予習したため、非常にすんなり物語が頭に入ってきた。

白っぽい雄大な砂漠に引のショットはドゥニヴィルヌーヴらしく、またリンチ版など過去作に比べれば非常に進化した最新技術で、SF作品世界を決定版として作り上げた。
ハンスジマーの音楽、特に重低音が特徴的だ。

今回のテーマは、フレメンとの共闘。帝国主義植民地主義との闘い。よって王道な貴種流離譚になっているし、そこの中心にシャラメ!
線が細く中性的で、高貴!完璧だ。

サンドワームの迫力や砂嵐などの迫力も見事。
パート2に非常に期待している。

LSD的な要素やリンチ版に比べるとエグさグロさも少ないが、きっとホドロフスキーも「イエス!!」って言っているのでは?


2024.03.12 グランドシネマサンシャインにて再びIMAXレーザーGTで鑑賞しました。
2回目観ると、比較対象がぼんやりしててですね。手放しで面白かったです。素晴らしい。

鑑賞後、Part 2予告あり、ドゥニ監督の宣伝あり、からのサンドワーム乗りこなしシーン予告あり!これはテンション上がる!早くPart 2見たい見たい!