moeko

DUNE/デューン 砂の惑星のmoekoのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.7
フランク・ハーバート原作の同名のSF小説を映画化したもの。そのストーリーの複雑さから映画化が困難とされ、アレハンドロ・ホドロフスキーも挑んだものの失敗に終わった小説に、ドゥニ・ビルヌーブが挑戦。2部作構成で、2作目は来年公開とのこと。
舞台は宇宙。デューンと呼ばれる砂漠の星で物語が繰り広げられます。世界観はまさにスター・ウォーズ。デューンの先住民族フレメンの土臭さや、宇宙帝国の無機質さ、宇宙戦争など、数々の要素がスター・ウォーズを彷彿とさせます。あの世界観が好きな人は、デューンにもハマるはず。現に私も今から2作目が待ち遠しくて堪りません。原作を読ちながら2作目の公開を待つか、映画2部作を見終わってから原作を読むか、悩みどころです。
キャストも良いです。主役のティモシー・シャメラは勿論のこと、周りの登場人物もSF映画にぴったりのビジュアルで、とてもかっこいいし美しい。あの人やあの人が死んだ時は、結構ショックでした。もっと見たかった。でも、そう思う程にそれぞれのキャラクターが魅力的で、それを演じる俳優が素晴らしいということですね。
唯一、本作の難しいところは、公式ホームページにDUNE用語集が載るほど作品独自の呼称が多いという点。???となってしまった人は、若干のネタバレを鑑みず用語集を見ながら鑑賞することをおすすめします。
moeko

moeko