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ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのbのレビュー・感想・評価

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「ドラゴンクエスト(キル)ユアストーリー、旅の果てに待っていたのはドットの夢を破壊する魔王(監督)。ファンタジーをはき違えた史上最も意味を持たない旅路」

この映画すでにコテンパンにされてるし大量の酷評で十分留飲を下げれるのであまり言う気にもなれないが
ようはホドロフスキーのホーリーマウンテンや昔の庵野秀明のエヴァと同じことをされてるわけですね。でもこのふたつはもともとの芸術性が相まっていい意味で評価されてる面があるのであって

しかしDQのような大人気タイトルには興ざめにしかならないからここまで酷評されてるのだと思います。ここまで身も蓋もなさすぎると笑ってくれる人もいないか。
ケーキに毒を仕込むようなマネをされて誰が喜ぶのかという..そもそも父親殺しが困難な国だからゲームで代替してる面があるのにわざわざファンタジーの世界まで追いかけてきて説教なんてナンセンスとしか..自分で反故することもないのに
というかこの監督に言わせてもらうとあなたが思ってる以上に皆分別はつけてるよ
逆に自分が稚拙であることを露呈させてることに気づいたほうがいい。ラストのあれをポストモダン的でオシャレと思ってる節があるのがきついな..

勿論これを真に受ける人はいない、ただ一方で監督または日本映画界の日本のポップカルチャーへのアンビバレントな感情を浮き彫りにした興味深い一本ともとれる。

「特定の層」つまりドラクエをやってた世代にこだわるあまり「親子」や「DQに興味を持った小さい子」という層を失念してるのか逆に自分の首を絞めてるのではないだろうか
堀井氏なんてどう思ってるんだろう

まあ「本人は面白いことを言ったつもりなんだけど全然受けてないことに気づいてない痛い奴」とか、「ああ、そうか この監督自身が魔王だったんだ」とか「メインディッシュにウンコがでてきた」とか「説教垂れるクライマックスまでがすべて前振りだった」
いくらでも揶揄できるんだけど、しかし本質はそこじゃないしここはやめておこう。

こういう余計なお世話としかいえず言われる筋合いのないことを一方的に言って来る人って実際たまにいるけど経験上そういった人たちはみなおためごかしな物言いをして自分を貶めないようにしつつ相手をなんとしても否定しようとして内心躍起になってる可哀そうな人が多かった。殊勝なことを言うことで自身の幼稚さから目を背けては自分を騙してる。実際は単に相手が気に入らないだけなのに、そういう心の不正を働く輩はいくらでも見てきたから大体わかる。相手を認めれない、この監督もおそらくその口だろう。
DQはファンタジーだけどそれで心が救われてる人もいるのにそういう側面を度外視してこういう説教師はなぜいつも追い詰める様なことを言うのだろう
逆にこの映画のいいところをせめてでも挙げよう。あえてミルドラースをチョイスするところとCG。CGは綺麗なだけに勿体ない

自分はそこまで熱烈なファンではないけどファンであればあるほどこの監督はザラキで殺したいはず
ちなみに永遠のゼロの監督。後にゴジラの新しいのをやる予定らしいけど
これを見るとゴジラの英霊論もしょせん後付けでしかないことを意味してる気もするが
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