シュリん

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのシュリんのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

●総評
ラスト手前までは非常に良い作品だったと思う。グラフィックも非常に良い。ドラクエ5は何周もプレイ済みで、映画用にコンパクトにされているストーリーは賛否があるかもしれないが、自分は特に気にならなかった。例のモンスターが仲間になるのも原作を知っていれば納得。
何よりも問題なのはラスト。ゲーム好きの人が観るであろう映画であるはずなのに、ゲーム好きをバカにするようなラスト。ここだけでこの映画の全てがランクダウン。なぜこれが許されたのか。

●キャラクター
リュカ
名前に問題がある主人公。おちゃらけた主人公っぽくなっているが、特に不快感はない。

ヘンリー
原作の気さくな感じに若干の貴族の傲慢さが追加されているような感じ。不快感は無いので良し。あまりにも離脱が早すぎるので、ゲームをやったことがない人はわからないかもしれない。

ビアンカ
子供時代は全カット。ファン向けなのでそこはまあ仕方ない。勝ちヒロイン。

フローラ
負けヒロイン。ビアンカを好きなリュカを後押しするポジションに。

ゲマ
ケツアゴ部分が気持ち悪い。原作でミルドラースが薄いので、この映画の実質的なラスボスはゲマになっている。

●まとめ
ラスト以外はほぼ文句の無い出来である。原作の影薄いキャラは消され、主にゲマとの因縁にスポットが当てられた印象。最後がダメ。本当にダメ。
シュリん

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