しばいぬ

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのしばいぬのネタバレレビュー・内容・結末

1.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ叩かれてるという前情報と、ゲームはほぼ知らない状態で見た感想としては、3DCGがめちゃくちゃ綺麗で、ストーリーの方は細かいことを気にしない方がいいのかなという印象。

アクションや世界観の作り込みが素晴らしくて、キャラの造形も鳥山デザインでないもののかっこよくて小気味良かった。
モンスターをザクザク斬って倒していく気持ちよさもゲーム感があってよかった。
あとキャラの瞳、肌の質感、光とか透明感がすごくて、めちゃくちゃ綺麗なファンタジー世界だった。

結婚相手を選ぶ展開はゲームでもかなりキモになるってことくらいは知っていたので、あの展開に怒る人の気持ちは分かった。
ビアンカに感情移入するからこそ生まれるプレーヤーの戸惑いとか、「選択」することの重さを描いてくれるのかなと期待していたぶん、ちょっと物足りなかった。
あとラストの展開にも違和感を与えてるなと思った。

ゲームの面白いところは、(ドラクエに限らず)
本や映画のように非日常の世界を擬似体験
できて、そこに「自分の選択」が介入することによって生まれるドラマや感動、興奮だと思うから、
ゲームを否定するハッカーへの答えとして、そこを劇中でもっとしっかり描いて説得力が欲しかった。

あと、主人公にライトゲーマー感があったせいか、ゲームを肯定する動機が薄れてしまった。
(子供時代スキップしたり、キラーマシンをロボットと言ったり)

ドラクエやってる人の感想を聞くと結構酷かったのでリスペクトがないのは良くないかなとおもった。