mylife

みぽりんのmylifeのレビュー・感想・評価

みぽりん(2019年製作の映画)
3.3
アマプラを徘徊していた時に何となく目にとまった「みぽりん」を初鑑賞してみた。監督は誰だろう。松本大樹と言う人。当然ながらキャストも含め誰も何もかも知らない。

知り得る情報はパッケージ画面のみ。このジャケ写を見る限り…到底まともな映画とは思えない。まぁ、見る前の少し膨らみかけたイメージやけど。

どうやら地下アイドルにスポットを当てた作品みたいやね。さわりの感じは、まだマトモ。だが、不穏な空気がじわりじわりと、まとわりつく。

物語は地下アイドルの女のコが歌を上手くなる為にボイストレーニングを受けると言うもの。そこで出会う先生がタイトルにもある『みぽりん』だ。

う~ん、まぁ普通に面白い。「ミザリー」みたいに急にスイッチが入ってキレ出すトコロがおっかないのだ。あの高笑いが聴こえ出すのが警告の合図。

一つ気になったのは関西を舞台にしているのね。みぽりんは、高級住宅地の芦屋に住んでいるとか言っていた。え、ほんまに…みぽりんを見ていると、にわかに信じがたいけど。レッスンしている場所は六甲山。その割に、みんな標準語なのが何だか違和感を覚える。

と思っていたら最後らへんだけ、めっちゃ関西弁やった。だから、どうしたと言う訳ではないのだが…どうも釈然としなかったので少しスッキリした。カトパンも関西弁喋れるやん。

さてと、パッケージに書かれていた…

『衝撃のラスト10分』
『映画の全てがぶっ壊れる…』

と言うのに期待したんやけど、膨らみかけた期待の渦が空回りしている感じかな。勝手な推測やけど「ファミリー☆ウォーズ」みたいなぶっ飛んだテイストかなぁ…と予想していたので、ちと肩透かし。

だが、あの絶体絶命からの起死回生のアイデアは予想すら出来へんかったけど。その後の展開として、もう一つ弾けて何処か裏切ってくれるようなモノが欲しかったかな。

気になるワードは何だろう。“市民税”に一票投じたい気分なのだ。オーソレミーヨ。
mylife

mylife