くるみ

グレース・オブ・ゴッド 告発の時のくるみのレビュー・感想・評価

3.8
何十年にも渡り少年たちに性的虐待を繰り返してきた神父と、それを知りながら隠蔽してきた教会の悪行を描いた実話映画。プレナ神父事件に基づく。


淡々としながらも胸の痛くなるシーンがたくさんあって、とにかく見るのが辛くなる映画だった。
けれどこういう事件があったのだということから目を逸らす方が卑怯なのではと思い、一生懸命見た。。

教会の隠蔽体質にはイライラしかしないし、
当事者の神父があまりにも罪の意識がないことに唖然とする。
そして被害者たちの傷ましすぎる状況には胸が苦しくなる。この人たちの心の傷は一生消えない。

それでも、トラウマを抱えながらものちの被害者を出さないために告発するその勇気はとても立派だったし、心が揺さぶられた。



小児性愛者は児童に関わる職に就きやすいらしい。
学校や塾の先生、プールの先生(芸能事務所の社長←)なんかもあり得る。
どうかお願いだから、そういうヤバい人たちが子どもと関わる職に就けないような仕組みづくりをしてほしい。小児性愛者は子どもを見るだけでそれがトリガーになってしまうらしいので。もう心の病気なんだからさ、関わらないような場所で静かに暮らしててほしいのよ。。
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