なみ

在りし日の歌のなみのレビュー・感想・評価

在りし日の歌(2019年製作の映画)
4.0
中国のひとりっ子政策の歪みとともに、善良な、なんてことない夫婦の慈愛と悲哀に満ちた一生を、美しい景色と当時の文化・生活背景をもとに描く。

この政策の裏側にはこんな事が起こりうるのかと、衝撃とともに、少しドラマチックすぎる気もしないでもないけれども、もしかするとありうる話なのかもしれないと思うともっと事実を知りたいと感じたし、罪深いとも感じた。

生命をコントロールするということ。

最後の経緯と夫婦の涙に、こちらも滂沱の涙。

言葉にならない気持ちが込み上げてきて、良かった。
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