わらじ

暗中鬼のわらじのレビュー・感想・評価

暗中鬼(1916年製作の映画)
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優生学とか、中絶の禁止とかがたくさん議論されていた頃(今もまたそうなってるのかもしれませんが…)のアメリカの話

ロイス・ウェバーは女性として初めての長編映画監督らしい

妊娠した証拠として背後に天使の亡霊()みたいなのがボワァと現れるのが怖面白い

中絶を繰り返してた上流階級の女性(地方検事の妻)が、それが夫にばれて激怒され、最後は「そのせいで彼女はもう子供ができなくなったのだ」みたいな終わりでめちゃ怖かった…
ほかにも貧しい家の子供が映されて、こういう家の人はあまり子供を産まない方が良いみたいなメッセージがあるなど、いろいろものすごい
ウェバーは中絶禁止に賛成寄りだったのでこういうプロットにしたのか、それとも議論を巻き起こすために煽情的なエンディングにしたのか

→やっぱり、当時からこの理論のごちゃごちゃさとかは議論になったらしい
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