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アンダー・ユア・ベッドのzentのレビュー・感想・評価

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
4.2
軽く観るつもりがガッツリ余韻に浸ってしまった。
歪んだ愛と存在証明。このコロナ禍で他人との直接的な接触が憚られる中、もしかしてあの人は自分のことを忘れてしまったのでは?こんなにも部屋にこもっていると世界から自分がいないものとして扱われるのでは?という感慨に陥ってしまいそうになる。そんなときにこの作品が観れてよかった。
自分が存在しているという証を与えてくれた人への真っすぐな愛。ただ三井が彼女に愛を伝えるにはなにもかもが遅かった。まだ彼らの物語は続いていると信じたい。

目を背けてしまいそうなシーンも多々あるが、ずっと緊張感が途切れることはなく、また音楽も最高だった。
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