このレビューはネタバレを含みます
すみっコぐらしが好きな私としては、見過ごせない一作であった。
前評判ほどではなかったと思う。
すみっコを愛してはいても、
大人にはすこし物足りない。
子供向けの映画を観ているアノ倦怠感が
ある。でも、でも…
最後の展開には思わず涙……
「俺はいいから行け」的展開はずるい。
エンドロールはとても微笑ましく、
やさしい世界観。
しあわせになれよ、ひよこ…
しかしすみっコぐらし、とはなかなかに日本人らしいキャラクターたちだと思う。自己主張や目立つことが苦手で、自分に自信がなくて、小さなウソをついてしまったりする哀愁ただよう彼ら。かわいそう笑。なのに、それがまたかわいい。
昔、仕事でとんでもなく引っ込み思案な少女に出会った。筆箱にはすみっコぐらしのシールが。わかる、わかるよ。
大人でも親近感を覚えてしまうのだ。
ともかく、ほのぼの良作です。