まず前提として、
このキャラクターシリーズに関して
「子供だけにターゲットを絞ったものだ」
という認識は、まったくもって間違いだ。
…ってことをアバンの丁寧なキャラクター紹介で、各々の特徴と「コンプレックス」をしっっっっっっっかりとイノッチに叩きつけられたことで思い知らされた。
そこから物語が始まるので、私みたいな初見の人でも大丈夫です。安心してゆるーーーーーーい気持ちで鑑賞してください。
2,30代女性もターゲッティングしてるんじゃないかなあ…と思ったら、やっぱり「大人もターゲットにしてます」って産みの親が語ってたインタビューがあった。
まず感心したのは、キャラクターのCG描写の丁寧さ。
手描きのようなキャラデザと動かしかたがうまく同居して、「すみっコらしさ」を引き出すことに成功していたように思う。
(すみっコらしさがなんなのかは初見の自分には想像することしかできないが)
そりゃまあキャラクターの愛くるしさを表現する細かい動作は生命線だから、そこに拘るのは当たり前と言えばそうだけど、
それでも数多ある雑なCGで「うーん…」となった作品を思うと、非常に良い志で制作されているなあと。
あと作品そのものではないものの、元来のキャラクター設定がいずれのキャラもなかなか被らない性格してるなあと思う。
すみっコにいるもの同士が集まって、慰めあうわけでもないけど、一緒に生きていく優しさに詰まった世界。
そうだよ、こういう世界をけもフレで見続けたかったんだよ……
展開に関しては
「これがユアストーリー…」
ということに留めたいと思います。
終盤のニクい演出にはさすがに涙腺がヤバくなった。
これを観て育っていく子供たち、とても良いなあ…