ほんわかとして優しい気持ちになれる映画。絵本の世界に吸い込まれたすみっコたちが、そこで出会ったひよこの仲間を探すという話。
キャラクターの仕草や表情がかわいくて癒やされる。だけど、この雰囲気に井ノ原のナレーションが合わなさ過ぎ。邪魔を通り越して不快。
すみっコたちのセリフが文字になっているのだから、彼らの仕草や考えていることなどは観る人の想像で補うような形にすればよかったのでは?
ナレーションが全てを喋ってしまっているせいで、彼らに感情移入ができず、物語の世界に入り込めなかった。しかも、棒読み。彼のナレーションが作品の優しい雰囲気をぶち壊してしまっている。まるで映像特典でついてくる副音声みたいなナレーションだった。
というか、この映画に本上まなみは必要だったのか? どうせやるなら、彼女がナレーションをした方が、この優しい世界をもう少し表現できたのではないのか。
ナレーションがないと理解できない映画ではなかったはず。すみっコたちの素朴な雰囲気をもっと引き立てて欲しかったなと思った。
子供向けの映画、と割り切ってしまえばいいのかもしれないけれどね。。。