丑年のゆい

チャイルド・プレイの丑年のゆいのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)
3.5
本作は旧作の良さを活かしつつ随所にイマドキを反映したアレンジが加えられている正統派なリブート作品。『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』と同じ製作陣な為展開もやや近く好みが分かれるところですが、私は好きでした。

『メンヘラAIチャッキー』
今回はあくまで機械の設定上の問題でAIが暴走してしまうのでオカルト的な要素では無いですが、AIが暴走した後の人間臭さがMCUのウルトロンを想わせました。むしろ人間臭くなったからこそ、サスペンス的恐怖が加わり、メンヘラ彼女に付き纏われる彼氏の様な体験が味わえます。それこそトイストーリーのウッディがメンヘラだったらこんな感じでアンディに付き纏うんだろうな〜という感じ。
ただチャッキーの唯一の友達に固執しちゃう心理描写もなんと無くわかる分、少し可愛く思える自分もいました。

チャッキーの声を担当しているのが“マーク・ハミル”というのが見どころです。ジョーカーの声優もしてたのでさすがに上手でした。

本作のチャッキーはCGじゃ無くてアニマトロニクス人形だそうです。確かにリアルで不気味な表情が特徴的。
丑年のゆい

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