影山影司

チャイルド・プレイの影山影司のネタバレレビュー・内容・結末

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

子供向け映画で絶対足してはいけない要素とは何か!?
答えは年齢制限である!

ということで今作はジュブナイル映画にグロ要素(R-15)を足した意欲作。リブートで完全に失敗とは面白い。


チャッキーがこの世に生まれるまで→チャッキーが家に来て楽しい日々→チャッキーなんだがおかしいよ→チャッキー発狂

という流れだが、チャッキーが何故人を殺すのか&何が出来るのか、というのが丁寧に描写されているので恐怖感がない。AIの暴走という新機軸で勝負したかったのは分かるが、AIがどうなったら怖いか、という視点が欠けていた。折角スマート家電に接続できるのにやることが電気のオンオフと乗り物系の操作くらいしかやらないのはあまりにもしょうもなさ過ぎる。

チャッキーを通して友達が出来る流れも非常に雑で、チャッキーのよく使う言葉「親友」との対比がまったく上手くいっていない。モブや警官家族を出すなら人数を絞って最後に生き残った人間を「親友」にした方が分かりやすい作りに出来ただろう。
影山影司

影山影司