Yoshishun

鬼滅の刃 兄妹の絆のYoshishunのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 兄妹の絆(2019年製作の映画)
4.5
総集編は劇場で観れなかったんですが、TVシリーズは毎週観てるので、今回は総集編に該当する5話分のレビューとさせていただきます。

週刊少年ジャンプ連載の大人気漫画がアニメ界を代表するスタッフ&キャストで映像化!
この1~5話は、主人公の竈戸炭治郎が家族を惨殺した鬼を倒すべく、剣士として成長していく、まさにその序章にすぎません。

製作がFateシリーズでも有名なufotableなのもあり、殺陣をも超越した圧巻のアクションシーンが大きな見所となっています。最早映画のような作画であり、キャラクターがただ走るだけの場面でも、雪原、森林を颯爽と駆けていくような全体像に加え、足元部分だけを見せるといったバリエーション豊かなシーンの連続となっています。原作よりもこのアクションに関しては、更に臨場感溢れるものになっていると断言できますよ。

また"友情・努力・勝利"をモットーとするジャンプ漫画の中でも、本作の主人公は特に努力家であり、目の前に立ち塞がる障壁に果敢に挑んでいく姿には自分も励まされてきました。1話は冨岡義勇、2話は寺の鬼、3話は錆兎、そして4,5話は藤の山の鬼といった存在が立ち塞がりますが、全話通してさらに描かれるのは炭治郎自身との戦い。己の目標のため、常に自分の限界を超えようとする姿が勇ましく、長男ではありませんが、作品を支える主人公のキャラクターとして申し分ないと思います。

他に半鬼の妹・竈戸禰豆子、育の鱗滝左近次、錆兎、真菰、鬼殺隊を支える柱の1人・冨岡義勇等、原作を支える魅力的なキャラクターが多いのも大きな魅力。中には何でもかんでも説明してくれる鬼などの面白キャラもいて、シリアスな作風とは裏腹にコメディ演出も冴えています。

この総集編としては、最終選別よりも錆兎との初戦のほうが好きですが、どこを切り取っても名場面といえるアニメだと思います。キャラクターの多さや名前の難しさ、画の独特さなど弊害があるかもしれませんが、是非1度見てみてください。そしてよかったら原作も読んでみてくださいな。


ちなみに推しは義勇さんです。


9/29 追記
映画化おめでとう!
煉獄アニキをスクリーンで拝めることに感謝( ω-、)
Yoshishun

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