たく

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションのたくのレビュー・感想・評価

3.7
洋画は字幕で見る派なので、DVD再生してすぐ登場人物が日本語吹き替えで話し始めたのであわてて設定を変えようと思ったら、本作は吹き替えが前提になってるんだね。

副題にもあるように「香り」が鍵になってて、一度嗅ぐとその人に惚れこんじゃう危険な香水をめぐるサスペンスアクションがテンポ良く展開する。
市長が「モッコリー」って名前で呼ばれる冒頭からシティーハンター節が炸裂してて、冴羽獠や香のオリジナルに寄せまくったビジュアルにもっこりギャクの連続で、もうほとんどオタクが作ってるみたいな入れ込みように驚いた。香の100tハンマーとか背景に飛ぶカラスとか細かいギャグも再現してたし、「らんま1/2」ネタまで出てきたね。

日本語吹き替えは最初だけ違和感あったけど、山寺宏一と沢城みゆきのベテランコンビがさすが上手かった。もともと日本のアニメはセリフと口の動きが合ってないのが普通だし、アニメっぽい画作りがシティーハンターの世界に調和してたね。
たく

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