内容を理解すると思ったより重め。
ストーリー
小さな野良の黒猫は、ある時人間に飼われているピットブルに出会う。
アメリカで社会問題となった事を猫と犬を通してわかりやすく、なおかつ丁寧に伝えている。
内容自体は猫の視点を通して物語が進行するが、人間を一切排除してる分、想像力が働き、犬猫の環境や生活などを数を凝らしながらうまく伝えている。
さらに動きもリアルなので飼った経験がある人には親近感も湧くだろう。
しかし、それだけでは終わらないのが今作。
ある時点から物語のトーンが変わる。
これは社会問題にもなっている。そこに出会う猫と犬の話。最後は各々の感想があるが、私的にはたまたまこちら側の終わり方を見れた印象。
あくまで表面的な可愛さや仕草などを踏まえつつ妙にリアルなのは根底にある奥深い社会問題を訴えるためだろう。
その点今作は人々に考えさせるという意味では成功しているだろう。
去年から猫をお迎えした私には想像以上に重たかった。
