滅茶苦茶面白かった。手に汗握るとはこの事。終盤いよいよロープ無しで挑戦している時、頼むからやめてくれと思いながら観る。人はこんなにも強いのか。死に直面している時に生を実感する。そこに情熱を注ぐ生き方ができる彼は幸せだ。でもそれは周囲の人にとっては必ずしも歓迎できることではない。撮影期間中に憧れの著名なクライマーが亡くなり、死が本当に待っていると思わされる。親、恋人、友人らの心境は複雑だ。いつ滑落して亡くなってもおかしくないアクティビティを続ける事を応援するのは難しい。でも彼らは止めようとはしない。夢を持っている以上、応援するものだ、と。
