「挑戦とは精神を管理すること」
ヨセミテ国立公園エル・キャピタンに
命綱もないフリーソロでの挑戦のドキュメンタリー
朝夕、春秋、
様々な表情を見せる荘厳で美しいエル・キャピタン。
いつか絶対行きたい場所の一つです。
ついにフリーソロの決行日
全長975mのコース、1mmもないような足場、練習で何度も落ちている核心、体をねじ込ませながら這い上がる山頂へ続くクラック。
そのどれもが圧倒的高度感で、
落ちる姿を想像せずにはいられませんでした。
落ちたら死ぬ。
という極限がこれでもかと心臓を刺激して、
自分のクライミング経験じゃ全くわからないけど、
あの高所独特のハイになる感覚
怖いと楽しいが同時に頂点に達する感覚が、
見てる私にもひしひしと伝わってきました。
これは劇場で観たかった。
撮影側の視点でも、クライミングはこのアングルやこういう点に気を遣って撮影してるのかと、参考になりました。
冒頭に書いた、
「挑戦とは精神を管理すること」
というのは、
挑戦している最中に、恐怖を制御して冷静に行動する
のはもちろんのこと、
そもそも挑戦する、という決断をして実行に移す部分にこそ、その精神を管理することが大事なのかと思いました。