れーちゃん

SKIN 短編のれーちゃんのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
4.8
仲の良い白人の3人家族。父親は幼い息子に銃や危険な遊びを教える荒くれ者だったが、息子思いの父親だった。
ある日スーパーで息子が黒人男性と目を合わせ笑い合う。それを見かけた父親は相手が挑発してきたと罵り仲間を集めリンチしてしまう。
その現場を目の前で見ていた黒人男性の息子と、リンチする父親を見ていた白人の息子が目を合わせ、そこから始まる負の連鎖を20分で描ききる。

とんでもない相手の報復がラストのシーンに繋がっていくが、肌の色だけで教育されたり、こうした因果関係が消えないうちは人種差別の問題が解消することはないのではないかと思い恐ろしくなった。

カラフルな蛇だけが毒を持っているわけではない。見た目は普通でも実は毒を持つヘビもいるのだといった子供のセリフが刺さった。
れーちゃん

れーちゃん