とも

SKIN 短編のとものレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
4.1
人種間の差別と対立の映画。
21分の短編でありながら
こんな事が実際に起こってるの?っていう重さで、
教訓はあっても救いがなかった。
これで21分か、、もう観たくない。
体感はもっと長かった。

これを鵜呑みにするのもどうかと思うけど、
そんな強烈なインパクトをこの短時間に詰め込むのは
よっぽど伝えたかったんかなって思う。
ジャケットの分かりやすさ然り。

親から子への憎しみの連鎖。
肌の色云々は、その歴史とセット。
それを大人が次の世代にずっと下ろしてる。

子供の素直さと、
あの黒人の男の子の顔に胸が締め付けられる。

それでもやっぱり、まだやってるん、なんて
平和ボケした事を思っちゃうのは
知らんことが多すぎて想像力が乏しいのか、
ただの机上の空論なのか…どっちもなんやろう。

そしてきっと加担に間接的に関わってる
自覚をするのはむずくて、渦中にはいないと思ってて、
だって私自身は人種差別なんて
されたこともなければしたこともないもんって、
ほんと当事者理解とはかけ離れたところにいるんだろう。

"WWYD?"や
(アメリカの社会問題の検証番組What Would You Do?)
Prince EaのYouTube
"I Am NOT Black, You Are NOT White"を思い出した。

もう後戻りできない、
整理のつけられない気持ちもあるんかもしれんけど
人はこんなふうに生きられるのになぁって思っちゃう。
とも

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