“サムライエッグ！”
ついエクスクラメーションマークを付けたくなる、このタイトルの語感、好きだなぁ。
ほんわか優しい色合いと色鉛筆で描いたような画風。ジブリとは少し異なる印象を受けた。スタジオポノックとしては良い傾向だと思う。ジブリと比較されない為にもオリジナルティが必要だし。
絵もさることながら、個人的には尾野真千子さんの声が好きだった。良い意味で吹き替えぽさが無く、ごく自然な声の作り方で聞き心地が良かった。パワフルな母ちゃんって感じ。テンポの良い関西弁には思わず口元が緩んだ。
でも何と言っても、題材に「食物アレルギー」を持ってくるところがミソ。独創的で素晴らしい。食物アレルギーの男の子とその母親。今までに観たことのないテイストで新鮮だった。とても分かりやすく、簡潔で、子供が観てもきちんと理解出来るのではないかと、食物アレルギーを伝える教科書的役割も果たせる気がした。
【メモ】
シャトルランのあの曲がこんなBGMに化けるとは！久々に聞いたけれど、やっぱり苦手な音（笑）
