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五億円のじんせいのりのレビュー・感想・評価

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
5.0
めっちゃ面白かった。

五億円の手術で助かった命で寄付してくれた人に恩返しするために表向きで良い子でいないといけない。思ってもないのに医学部行って医者になりたい。
メディアも大々的に取り上げるからその生き方でしか生きられない。退屈でつまらないなと思った。

旅の中で色んな人に優しくされてきたけど、望来は優しくされるタイプだったからなんだと。
優しい人と優しくない人がいるんじゃなくて、優しくしたい人とそうじゃない人がいる。あー、確かにと思った。
優しい人だって誰に対しても優しい訳じゃなくて、その人に優しくしたいからしてるだけだよなーっと思いました。

それに価値の感じ方も、ある人からしてみれば150万円でも別の人からしてみれば500円だったり。

あと、この映画を観る前に誰かの言葉で人に迷惑をかけないように生きるんじゃなくて、人の迷惑を許せる人になりなさい。生きてるだけで色んな人に迷惑はかかるものだから。
って言葉を聞いたのを思い出した。
だから、5億円で助かった命だけどそれを重荷にすることなく生きていけばいいと思った。

伏線回収が凄かったから観てて気持ちよかった。
り