マサル

五億円のじんせいのマサルのレビュー・感想・評価

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
3.0
17歳の少年によるお金と人生に向き合う旅を描いた感動のオリジナル作品!

高月望来(みらい)は幼少期に難病を患っていたが、5億円もの善意ある募金により心臓手術は成功し健康に成長していった。しかし17歳の高校生になった望来を待っていたのは、「5億円にふさわしい人間」という周囲からの期待や、マスコミの好奇の目だった。窮屈な日々から逃げるかのようにSNSで自殺を宣言した望来のもとに見知らぬアカウントから「死ぬなら5億円返してから死ね」とのメッセージが届く。望来は家を飛び出し、5億円の「借金」を返して自由になるための旅に出るが……。

見どころは、“5億円稼ぐため”に出会う様々な人達との人間模様ではないでしょうか。大雨の中で宿を提供してくれたホームレス。日雇いで働かせてもらったガテン系の怖い先輩たち。違法な仕事を斡旋してくれた謎の男性。強制的に加担することになった詐欺グループ。

とてもテーマ性の強い作品ですが望来の純粋さや人の良さで、良い意味で重苦しさの無い作品に仕上がっていだと思います。
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