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五億円のじんせいのKのレビュー・感想・評価

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
3.7
マイナス2億100万円、プラス2億300万円。救ってもらった命だから…という自負と周囲の期待。闘病している人のほとんどが持たれているであろう善のイメージ。がんばっているとか、一生懸命に違いないとか、無駄にするはずがないという思い込み。車椅子のまま喫煙所に入ったらギョッとされるというエピソードを思い出す。体面を気にする親。未成年ゆえの制約。裏社会。無神経に悩むお姉さんのキャラクターが割と好き。旅行と旅の違い。優しくしてやりたくなる奴。¥500-に笑う。自分が生きるために使う金額。借りたものは返す。それで前向きになれるなら、こんなふうに生きる価値を見出すのもありかもしれない。人は人と、生きている。
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