エリデス

五億円のじんせいのエリデスのネタバレレビュー・内容・結末

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

目的が見つかるまでの話。

主人公と同じ高校生の時に、「生きる意味が見出せなくて死んでしまいたい」と毎日思っていた時期がありました。

他人の理想像でいることで喜んでくれてる人がいて、自分の存在がとりあえず安心できる。でも、作り上げた「像」の中に本当の自分はいない。違うから苦しむ。

今はやりたいこと、実現させたい目的に向かって「死にたくない」のですが、昔の自分を思い出しました。

とは言え、作品なので展開や登場する人間が意外とキレイで、演出もファンタジーと感じる部分もありましたが、主人公が人間を取り戻して地に足がつく、血の気が戻っていく…最後まで目が離せませんでした。


終盤のシーン、ミライからキヨへ『君に預けます』を聞いた瞬間「(五億円も、人間も)どう扱っていいか、わからないよな」とドーンときました。
エリデス

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