【あらすじ】
人が、生きるのに一生で費やすお金は約2億円。
それと同じくらいのお金を一生で稼いで、人は死んでいく。
幼い頃、難病から募金によって命救われた主人公。
そのお返しという言わんばかりに、
周りの期待するいい子を17年間ずっと
演じなくてはいけない。
そんな呪縛に縛られていた。
他人の望むみらいちゃん(主人公の名前)
に疲れ果てた主人公は
ある時自殺を決意する。
・・・
そんな時TwitterのDMで
「5億円稼いでから死ね」
というメッセージが、、、
↓
ここからはネタバレ
家出して、お金もすっからかんになって
未成年だから泊まることも働くこともできず、
いろいろなバイトをする中で、(こうなるよなぁって言う)
お金を稼ぐこと。
そして
価値というものを知っていく。
暴言ながら、延命として機能した
「5億円稼いでから死ね」
ってう言葉。
最後は、
この言葉を(同じ意味合い)
主人公は微笑みながら、
今から自殺しようとしている人に
向かって言っているような気がした。
ここではない何処かへ。
旅として5億円稼ぐ人生を歩み出した主人公が、
誰かに対する価値へ。
旅行として(目的を持って)、この5億円の価値を生み出す人生を歩み出した主人公。
素晴らしい。
親もどれだけ我慢したのだろう?
どれだけ苦労したのだろう?
どれだけ周りの目に苦しまされたのだろう?
「自分も一生かけて、我慢し、苦労し、周囲のために尽くさなくてはいけないのか?」
劇中の、そんな"問い"の答えも自分なりに持ち帰れた気がします。