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トールキン 旅のはじまりのmasakaのレビュー・感想・評価

トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)
3.3
トールキン少年が恋に溺れたり友情を育んだり戦争を体験します。

『ホビット』『指輪物語』の作者J.R.R.トールキンの半生を描いた映画。
人生の中の色んな体験が彼の創作物につながっていて、作中ではっきりと明示されるわけではないけど、一連の物語を知ってる人なら、「あ、これはあのシーン(キャラクター)につながってるんだな」と察せられる仄めかし方が秀逸。
逆に言えば、知らなきゃただの内気な青年の恋と友情物語でしかない...まぁ、指輪物語を知らない人はそもそもトールキンなんて知らないから観ないだろうって事かもしれないけど。

ただ、ヒロインのエディス(字幕はエディスだったけど、イーディスって呼んでた気がするんですが?)がちょっと都合よ過ぎね?とちょっとイラッとした。時代的にどうしよいうもない事なのかもしれないけど、あっさりケリつけられるんなら最初からやるなよ、と。
あと、出征中って持ち場離れて勝手なこと出来たの?少尉ならそれなりに率いる隊があるだろうに。

と、細かいところがちょこちょこ気になったので、評価は3.3です。
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