アメリカの巨大メディア内に横行するセクハラを告発する女性キャスターの姿を実話を基に描いてて、局内で常に監視の目が光ってるために社員が互いに疑心暗鬼になってる様子が怖かったね。
予告で観たときシャーリーズ・セロン顔変わった？って思ったら、これがカズ・ヒロによる見事なメイクで、アカデミー・メイクアップ賞を取ったのも分かる。
経営者のロジャーがあんな年寄りで歩行器に頼ってるのに、未だにセクハラを繰り返してるのがおぞましい。グレッチェンは解雇されたから吹っ切れたんだろうけど、地位も立場もあるメーガン・ケリーはトランプとのトラブルで地獄の一年間を味わったトラウマがあるし、ロジャーに恩義も感じており、行動を起こすべきか葛藤するのがよく伝わってきた。
アメリカは放送局ごとに共和党・民主党どちらを支持するか報道姿勢がはっきり分かれてて、共和党支持のFOX勤務でレズビアンを隠さなくちゃならないカイラの同僚が不憫だったね。
