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スキャンダルのGKのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.8
この事件からわずかわずか3年、この映画を公開してしまうスピード感。そして内容が受け入れられる土壌であることから、批評として映画が機能しているアメリカの現状を感じ取ることができる。
※少し前に、ブラピがトランプ大統領のコロナ対策の方針を批判する専門家のパロディ動画をアップしているのを見て同じことを感じた

作中でシャーリーズ・セロン演じるメーガン・ケリーが告発することに悩むシーンで、
「自分の弱さを認めることになる」
「ずっと、セクハラのイメージがついてまわる」
といったことを言うが、それが現状。
またそういう状態であるがゆえに、当事者で問題が完結してしまっている。
映画は、多くの人に伝わりやすい形で、そんな状態をオープンにしてくれる。

そしてシャーリーズ・セロン様の、特殊メイクも含めた演技が素晴らしい。
『ロングショット(日本ではいつ公開?)』でまたアカデミー賞の有力候補なんじゃないかな。
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