Hinano

マウトハウゼンの写真家のHinanoのレビュー・感想・評価

マウトハウゼンの写真家(2018年製作の映画)
4.3

問答無用で大半がガス室に送られたユダヤ人を主題にした作品が多い中、これはスペイン人捕虜にフォーカスを当てたもの。まさに命懸けでナチの卑劣な行動を収めた数枚のネガを守り切ったからこそ、今こうして壮絶な過去を知ることができる。エンドロールには彼が実際に守ったであろう写真が。悪魔が考えるような見せしめばかりで、行き過ぎていて、同じ人間の考えとは思えない。ただ言えるのは、「知っておくべきことに触れられた」「繰り返してはいけない」ということだけ
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