2019年のトッド・ダグラス・ミラー監督作品。
アポロ11号の打ち上げから帰還までを未公開の資料映像で描いたドキュメンタリー。50年前とはとても思えないデジタル化された美しい映像の圧倒的説得力よ。
真下から見上げるロケットの神々しさ。カメラがどれだけ引いても捉え切れない広大な管制室にひしめく管制官たちの働く姿に魅了される。ナレーションなしでアポロ11号と地球の交信のみで最後まで見せる編集が素晴らしかった。
発射直後はアポロ11号よりも、ベトナム戦争やエドワード・ケネディのチャパキディック事件のニュースのほうが大きな話題だったというのが印象的。