『湯を沸かすほどの熱い愛』、『永いお別れ』に続いて『浅田家！』も良い映画でした。
今回も監督の前二作と同様に家族がテーマで今回は、実話を元にしたストーリー。
なんか、写真の力と言うか撮った人の思いとか、輝いていた、幸せだった瞬間を残せるのは、なんだかいいなぁ…とぼんやりと思いました。
前半パートは二宮和也演じる主人公の政志が家族や幼なじみなど周囲の人を巻き込んで写真家になるまでの物語…
いろんな物になりきる写真がとても愉快でした。
父親の平田満、母親の風吹ジュン、兄の妻夫木聡、幼なじみの黒木華との掛け合いはほのぼのとしていて笑える部分もあって面白かったです。
後半パートは写真家で成功する最中に東日本大震災が起こって、被災地で写真を洗うボランティアを行う…
そこで出会った、父親を失くした少女に『家族写真を撮ってよ』と言われて…さてどうする…といった展開になりましたね。
お父さんが写ってなかったのは、自分達を撮るためだったのか！と気づくシーンが良いですね。
二宮和也が魅力的だなぁと改めて思いました。
後半パートに登場するボランティアの菅田将暉、渡辺真紀子、そして娘さんを失った北村有起哉とみんななんか演技上手いなあと思いました。
