プリンローヤル

ラストナイト・イン・ソーホーのプリンローヤルのレビュー・感想・評価

3.5
ジャケ買い的な感じで見てみた。
ジャンルに「ホラー」とあるので構えたけど、怖さのレベルでいうとマイケル・ジャクソンの「スリラー」くらいな気がする。

この監督、ちょいダサのさじ加減が上手いのか。(「ベイビードライバー」も良かった)

田舎から出てきたレトロ好きな女の子、エロイーズ役のトーマシン・マッケンジー(ジョジョラビットに出てた)が可憐。
60年代とシンクロしたときに現れるサンディはアニャ・テイラー=ジョイ(アムステルダムに出てた)。小松菜奈っぽい。
2人がシンクロするところは、お洒落なMVや化粧品のCMみたい。

前半はファンタジーとしてテンポよく見れるんだけど、後半はちょっと安っぽい。でもそこにちょっと救われたりもする。

女の子にとってゾンビや悪夢より恐ろしいのは性差別や性搾取、エロい目で見てくるタクシードライバーのほうが亡霊より怖い!ホラーというよりフェミニズム映画。