てるる

デスマッチ 檻の中の拳闘のてるるのレビュー・感想・評価

デスマッチ 檻の中の拳闘(2018年製作の映画)
3.3
未体験ゾーン2020まさかの延長戦1本目。

タイトルと中身の印象が全然違う…。
アクション映画と思ってはいけません。
静かなクライムドラマ映画です。

いや、ちゃんと檻の中の死闘はするんです。
でもラスト数分だけ。
決着もめちゃくちゃあっさり。

映画の9割はフランク・グリロ演じるアンガスの凶行と、ジェイミー・ベル演じるアールと息子のロードムービー。

このアンガスが引くほど冷酷非情。
人殺しまくりです。
サイコパスです。
フランク・グリロ大好きだけど、この役はあかん(꒦ິ⌑꒦ີ)

そのアンガスにいいように使われてる妹役にマーガレット・クアリー。
どこかで観たことあると思ったら、ワンハリの脇毛美人!
アンガスにぶたれたり、罵られたり、唾吐かれたりとひでぇ扱い。

ジェイミー・ベルは相変わらず童顔で全然強そうに見えないのが残念。
SKINは大丈夫だろか。

ジェームズ・バッジ・デール演じる刑事はアンガスとアールを追いかける役。
過去に色々あったことを匂わせるも、完全なるかませ犬扱い。

バイオレンスな内容の割に、静かなシーンが多くて撮り方が合ってない。
何より暗いシーンは何やってるのか分からん(これは映画館の問題かもしれない)

格闘技アクションメインで描くか、人間ドラマを深堀りするか、どちらかに特化したほうが良かった気がする。
俳優陣の演技は良かっただけにもったいない。
てるる

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