FREDDY

ヤンキー女子高生5 群馬最強伝説のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

1.6

このレビューはネタバレを含みます

小南敏也が監督、希崎ジェシカが主演を務めた青春アクション『ヤンキー女子高生』シリーズの第5作である本作は、武闘派暴走族"第26代城南一家"の総長で恋人のヤマトを殺害した暴力団「神崎組」を壊滅させ殺人未遂及び傷害の罪で少年院の独居房に収監されていたところ訪れてきた、身元引受人である、教育現場が破綻し無法地帯と化していた全国各地の手に負えないヤンキー女子高生たちが集まる巣窟「北斗女学園」の教頭・須藤と取引し、亡き恋人との果たせなかった約束"高校卒業"を条件に、学園を支配する"ブラックマンバ三羽鴉"を倒し平和と秩序をもたらすべく「北斗女学園」に乗り込んでいった、"極潰しの樹里"と恐れられていた伝説のヤンキー女子高生・樹里が"ブラックマンバ三羽鴉"に戦いを挑んでいく様が描かれた作品となっているのだが、印象としては、設定は違えど装いは三池崇史監督作品『クローズZERO』の舞台を女子校に置き換えただけと言いますか、あまり詳しくはないがTVドラマ『マジすか学園』の世界観に近い作品と表現した方が適しているのかもしれませんね。個性豊かなキャラクターが揃った"ブラックマンバ三羽鴉"とのタイマンシーンはもはや漫画でこれまでのシリーズ作品の中で一番現実味がなく、そもそもの下敷きとなる設定自体も腑に落ちない点が。お腹に子を宿した妻の命を奪った三羽鴉に復讐心を燃やす教頭が樹里を利用し復讐を果たそうとするまでは理解は出来るが、果たして樹里を性奴隷にする必要があったのか。どう見ても復讐よりも性処理を第一に考えていますからね。そもそも少年院の独居房に自由に出入りできる教頭は一体何者なのか。キャスト陣の演技も当然お世辞でも上手とは言えない程度のものですし、ながら見くらいが丁度良い一作かと。
FREDDY

FREDDY