Harumakiさん

モービウスのHarumakiさんのネタバレレビュー・内容・結末

モービウス(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【 私は医師であり、怪物だ 】

この映画は『ヴェノム』に続いた新ヴィラン、“医者”と“吸血鬼”の二つの存在を持つ『モービウス』を描いた作品です。
今作はホラー味が強め、、、故に映画館で見た自分は手汗ビクビクしっぱなしでした。(これは小さい子は見れないな、、、)
ヴィランであるモービウスを“悪人”として描かず、暴走する親友を止めるべく戦うと言った、“ヒーロー”らしさが感じられました。
『ヴェノム』に続き描かれた『モービウス』、ヴィランではなかった、、、、、、、。

●コウモリの力で戦うヴィラン。
“感覚”を鋭くさせたり、人間離れしたスピードで動き回るなど、あまり映えないような能力が多くあり、戦闘のバリエーションは少なく感じました。
それでもやはり、新作のmarvel作品としての演出のキレに驚きました。
高速移動時の黒いモヤはドラキュラを放物とさせるもので厨二心がくすぐられる、、、。最終局面でのマイロとの戦闘は、終始肉弾戦ながらも迫力満点で楽しめました。
いやぁ〜初ドルビー(ドルビーシネマ)は最高でした!!初の試みを『モービウス』で鑑賞したのは成功ですね、、、、、音響や映像美がベストマッチでした。
今度からも使わしていただこう、、、。

●友情を犠牲に得た自由。
体の不自由で幼少期を病棟で過ごしたマイケルとマイロ。長年の夢であった病気の克服、それを成し遂げたのは、コウモリの血清を体内に入れるというもの。
自身や他への危険から使用を止めるマイケル、誰よりも“自由”を願い生きてきたマイロ。終盤にかけて変わっていく2人は、幼少期の面影が感じられず切なく思う、、、。
決着後の会話は、欲に溺れたマイロを最後の最後まで“親友”として見送った、改めて2人の関係性を考えさせられる場面でした。

●クレジット後の謎。
いやぁ〜今回は一段と謎でしたね、、、。
なぜバルチャーが登場して、なぜモービウスが協力することになるのか。謎が謎を呼ぶ、、、。
まだまだ『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』を引きずってくれるのは嬉しいね。次回作が楽しみ!!

◉まとめ
この作品は、吸血鬼の医者『モービウス』を焦点に当て、『ヴェノム』に続き描かれた新ヴィラン作品です。
インパクトで言うと前シリーズの『ヴェノム』に劣りますが、これまでにない大迫力の戦闘演出を楽しめました。
ヴィラン主体の作品はこれからも描いていてほしいですね、、。





映画館最高!!!!!
高校生活が忙しくてレビューが遅くなってしまった、、、、。
もうちょっとメリハリをつけようかなぁ。


それにしても早く次の映画が見たい!(笑
Harumakiさん

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