『愛のために人は人を殺すのです。』
2022年76本目
ケネス・ブラナーによるアガサクリスティのミステリー小説の映画化シリーズ第2弾
【総評】
キャストは豪華なので見ていられるが、サスペンスとしては納得しづらいところが多かった印象
【良】
豪華キャスト×王道古典ミステリーという組み合わせは良かった。『セックスエデュケーション』でお馴染みのエマ・マッキーの存在感も良。
【悪】
前半はほとんど事件が起きないので退屈ではある。人物紹介やミスリード&伏線を張ったりと、準備時間ではあるのは重々承知だが、退屈させない工夫が欲しかった。
トリックは良かったが、ポアロの活躍&推理シーンはイマイチ。少なくとも、犯人が犯行した証拠がなかったように思うのだが…あるアイテムが無くなった所から、それがどう犯行に使われたかを結びつけるプロセスも性急だし、今回の事件の場合、トリックを明かす事と殺人の証拠は別物では。犯人が自白しなければ、誰でも犯行可能なわけで、推理の詰めが甘いのではないかと思ってしまった。
【まとめ】
納得できないところも多いが、そこそこ楽しめた。
以上