だん薫0漫画家

アーミー・オブ・ザ・デッドのだん薫0漫画家のレビュー・感想・評価

3.5
Netflix映画でゾンビモノと聞いて視聴。
ゾンビ映画と聞いたら見なければいけません!!!

2時間半という長尺ながらも飽きない愉快痛快涙ほろり。
B級っぷりを感じさせるOPから始まるテンポの良いストーリー。俊敏なゾンビ達。
一癖も二癖もある登場人物とゾンビに対抗するためのキレのいいアクション。

荒廃したラスベガスの街並みやゾンビの群れは
映画館の大きなスクリーンで見たかった!!

ストーリーは
「ゾンビが大量発生したラスベガスを舞台に一人の男が傭兵集団を作り、
ラスベガスにある大金を求め隔離地区へ侵入する物語。」とまあ
どこかで聞いたことある導入なんですが(※新感染半島と一緒だよ)
その後の展開はお国柄が出ていてアクションあり、裏切りあり、LOVEありと
てんこもりでいつの間にか終盤でした。
αについては「ゾンビ界も世知辛いなぁ」とちょっと笑ってしまいました。
最近のゾンビ映画は何でもありですなベイビー。

寄せ集めの傭兵集団のキャラも良かったです。
歴戦を潜り抜けてきた癖の強い、けど憎めないキャラ達。
お気に入りは鍵開け職人の青年だったんですが、
どこかで見たことあると思っていたら
「100日間のシンプルライフ」のマティアス・シュヴァイクホファーですね。
キャラが違いすぎて最初気がつかなかったです。

傭兵集団のリーダーことデイヴ・バウティスタは無骨な出立ちなのに
どこか家族思いの雰囲気のある役者さん。
娘に振り回されるのは「STUBER/ストゥーバ」でも一緒ですね。
元プロレスラーだけありゾンビと闘わせるには完璧な人選でした。

一つ不満を挙げると真田広之さんが出ていたのですが
日本人…というかアジア系の役者さんは
スーツ着た社長や大富豪役のちょい役が多いですね。残念

最初から最後まで余韻ありきの終わり方でしたが、
そうきたか…と納得いったりいかなかったり。
予想を裏切られました。

ゾンビものですが、そこまでグロテスクなシーンはなく
サクサク見れるので週末に見るのに良い一本です