おしん

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆のおしんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

子供が大人になる。
それは時間が進む限り避けようのない事実で、大人になることを運命づけられてる。

大人になった、なるしかなかった者たちにとって、思い出という刹那の永遠の中で生き続けることを否定することは多分簡単ではない。
ましてや時を進めることで大切な者との別れが待っているなら尚更だ。

でも太一とヤマトはそれでも進む事を選んだ。
その勇気が、本当に眩しかった。汽笛のように鳴ったホイッスルで自分の目も覚まされたように思えた。

田口監督、大和屋さんが背負い、そして描き切った物語。
中鶴さんの洗練されたデザイン、それを本編にて結実された立川さんをはじめとする作画スタッフ。
語ればキリがない。

デジモンアドベンチャーから20年も経ったんだと、そりゃ自分も大人になるよ、と思ってしまう。
だからこそこの作品で描いた全てが良かった。

泣いた、なんていう簡単な表現を使うべきじゃないとは思うが、事実中盤ぐらいから最後までずっと泣いてました。

本当に観れて良かった。
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